「ズキンズキンと脈打つような痛みがある」「痛みがひどくて仕事ができない」……。そんな症状にお悩みではありませんか?
片頭痛は、適切な診断と治療でコントロールできる病気です。
片頭痛とは?
頭痛の中で2番目に多く(5~10%程度)、拍動性(脈打つような痛み)の強い痛みが特徴です。
放置しても3日以内には治まりますが、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。
緊張型頭痛との違い
一般的な「肩こり頭痛(緊張型頭痛)」とは異なり、以下のような特徴があります。
- 頭痛が起こる前に、目の前にキラキラした光が見えることがある(閃輝暗点)
- 吐き気や嘔吐を伴いやすい
- 体を動かしたり、光や音の刺激で悪化する
片頭痛の自己チェック
以下の項目に複数当てはまる方は、片頭痛の可能性があります。
- 片側だけが痛む
- 脈打つように痛む
- 痛みが強く、仕事、学校、家庭での生活に影響が出る
- 階段の昇り降りなど、日常動作で痛みが強まる
- 吐き気や嘔吐がある
- 光や音がいつもより眩しく・うるさく感じる
当院の診断・検査方針
片頭痛の診断は、問診で症状を丁寧に伺い、診断基準に照らし合わせて行います。
専門的な診察
「神経学的診察」を行い、異常が無いことを確認します。
画像検査(MRIなど)
片頭痛自体は画像で異常は見られませんが、脳の他の病気が原因ではないことを確認するため、心配な場合には画像検査を受けることをお勧めしています(他の医療機関で実施します)。
片頭痛の治療
治療は大きく分けて「痛みを止める治療(急性期治療)」と「起こさないための治療(予防療法)」の2つがあります。
1. 痛みを止める(急性期治療)
市販の鎮痛薬で効果が不十分な場合、専門的な治療薬を検討します。
- トリプタン系薬
片頭痛専用の治療薬です。内服のほか、即効性のある自己注射や点鼻薬も選べます。 - ジタン系薬
2022年に登場した、新しいタイプの治療薬も選択肢となります。
2. 頻度を減らす(予防療法)
生活習慣の改善を行っても発作の回数が多く(月2回以上など)、日常生活に支障がある場合に行います。
【注目】最新の「CGRP関連抗体薬」について
片頭痛の根本的な原因にアプローチする、新しいタイプの注射薬が登場しています。
治療の継続
毎日の服薬ではなく、定期的な(月1回、薬によっては3ヶ月に1回の)皮下注射によって効果を持続させます。
メカニズム
片頭痛の原因となる物質「CGRP」の働きを直接抑えることで、血管の拡張を防ぎ、痛みを根本からブロックします。
高い効果
従来の飲み薬で効果が不十分だった方でも、劇的な改善が得られることが多いのが特徴です。
特殊なケースでの注意点
妊娠・授乳中の方へ
赤ちゃんへの影響を考慮した薬の選択が必要です。
- 急性期治療
必要な場合には、アセトアミノフェンやスマトリプタンを選択します。
※授乳中の方へ:スマトリプタン使用後は12時間あけてからの授乳が推奨されています。 - 予防療法
妊娠中・授乳中の薬物による予防療法は、原則的に避けるべきとされています。
経口避妊薬(ピル)をご使用中の方へ
「閃輝暗点(キラキラした光が見える)」などの前兆がある方は、脳梗塞のリスクが高まるため、エストロゲンを含む経口避妊薬は使用できません(禁忌)。必ず医師にご相談ください。
「いつもの頭痛だから」と諦めていませんか?
里村糖尿病内科イオンタウン東浦和院では、患者さん一人ひとりの症状に向き合い、最新の知見に基づいた最適な治療を提案します。
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