「いつもの頭痛だから」と諦めていませんか? 頭痛は正しい診断と治療を受けることで、生活の質を大きく改善することが可能です。
当院では詳しい問診と診察を行ったうえで頭痛のタイプを診断し、患者様お一人おひとりに合わせた治療をご提案いたします。
頻度の高い頭痛
1. 緊張型頭痛
最も頻度の高い頭痛(約20%)です。
特徴
後頭部から首、肩にかけて、締め付けられるような、または圧迫されるような鈍い痛みが生じます。
原因
肩や首のこりを伴うことが多く、長時間のデスクワークや姿勢の崩れなどが原因となります。
対策
姿勢の改善や、こまめな休憩・ストレッチが有効です。
治療
市販されている鎮痛薬(アセトアミノフェンやNSAIDs)が有効ですが、慢性化している場合には筋弛緩薬を併用することもあります。
2. 片頭痛
2番目に多い頭痛(5~10%程度)です。
特徴
ズキンズキンと脈打つように痛む「拍動性」の頭痛が特徴で、発作的に起こります。
随伴症状
吐き気・嘔吐、光や音・運動による悪化、前兆としてギラギラした光が見える(閃輝暗点)などの特徴があります。
治療
市販されている鎮痛薬の効果が低いことが多く、発作時には「トリプタン系薬剤」を使用します。
最新治療
発作回数が多い場合には、劇的な効果が得られることの多い「抗体薬(皮下注射薬)」による治療も選択可能です。
3. 薬物乱用頭痛
3番目に多い頭痛(約1%)です。
原因
もともと頭痛持ちの方が、鎮痛薬を過剰に使用(月10日以上が目安)することで、かえって頭痛が悪化・慢性化する病態です。
治療
原因となっている鎮痛薬を中止することが治療になります。
予防
鎮痛薬の使用回数が多い場合には、早めに医療機関を受診し、適切な予防療法を併用することが重要です。
4. その他
説明した3つの頭痛のほかにも、群発頭痛、後頭神経痛、脳脊髄液減少症など、様々なタイプがあります。
一般内科疾患に伴って生じる頭痛
1. 副鼻腔炎に伴う頭痛
原因
顔の骨の中にある空洞である「副鼻腔」の炎症により、膿がたまったり粘膜が腫れたりすることで生じます。
特徴
副鼻腔のある頬、額、眼の間や奥などに痛みが生じ、下を向いたままでいると痛みが強くなるのが特徴です。
随伴症状
鼻水や鼻づまりのほか、発熱を伴うこともあります。
治療
急性期で症状が強い場合には、抗生物質や去痰薬を処方します。繰り返す場合、慢性的に続く場合は、耳鼻咽喉科の受診が必要です。
2. 睡眠時無呼吸症候群に伴う頭痛
原因
睡眠中に呼吸が止まることで酸素が不足し、二酸化炭素が蓄積することで起こります。
特徴
毎朝起床後に、圧迫感や鈍い痛みが生じます。
診断
睡眠前に検査用の装置をつけ、睡眠時の呼吸の様子を確認します。
お知らせ
当院で簡易検査機器を貸し出して、検査することができます。
緊急を要する頭痛(直ちに救急医療機関へ)
以下のような症状がある場合は、脳卒中など重大な病気の可能性があるため、当院を受診せず、直ちに救急車を呼んで救急医療機関を受診してください。
- 今まで経験したことのない激しい頭痛
- 意識障害(応答がおかしい)がある
- 手足の麻痺・しびれ、言語障害がある
- 見え方の異常(視野が欠ける、物が二重に見える)がある
東浦和駅より1分