里村糖尿病内科イオンタウン東浦和院
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片頭痛

片頭痛

片頭痛について

頭痛の中で2番目に多く(5~10%程度)で、ズキンズキンと脈打つように痛む、拍動性の頭痛が特徴です。頭痛は発作性であり、治療をしない場合でも、一定の時間が経つと(長い場合でも3日間以内に)症状は消失します。
また、吐き気・嘔吐を伴いやすい、運動や光刺激、音刺激で頭痛が悪化する、頭痛が起こる前に一時的にギラギラした光が見えることがある(閃輝暗点)など、1番目に多い頭痛である緊張型頭痛とは異なる特徴があります。

片頭痛の原因

様々な原因により、脳から直接出る神経(脳神経)のひとつである三叉神経から、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)などの物質が放出され、これが血管に作用して血管の拡張などを引き起こすことによって、片頭痛が生じると言われています。

片頭痛の診断・検査

片頭痛の診断は、どのような頭痛であるかを問診で丁寧に確認し、診断基準に照らし合わせて行います。
また、片頭痛では頭の画像検査(MRIなど)で異常を認めませんが、頭の中にある何らかの病気が原因で起こる頭痛(二次性頭痛)ではないことを確認するために、一度は画像検査を受けることをお勧めしています。

参考:片頭痛の診断基準(前兆のない片頭痛、ICHD-3)

A. B~Dを満たす発作が5回以上ある。
B. 頭痛発作の持続時間は4~72時間(未治療もしくは治療が無効の場合)
C. 頭痛は以下の4つの特徴の少なくとも2項目を満たす
 ① 片側性
 ② 拍動性
 ③ 中等度~重度の頭痛
 ④ 日常的な動作(歩行や階段昇降)により頭痛が増悪する。あるいは頭痛のために日常的な動作を避ける
D. 頭痛発作中に少なくとも以下の1項目を満たす
 ① 悪心または嘔吐(あるいはその両方)
 ② 光過敏および音過敏
E. ほかに最適な診断がない

片頭痛の治療

片頭痛の治療は、頭痛が起こったもしくは起こりそう(前兆がある場合)な時(急性期)の内服治療と、頭痛がなるべく起こらないようにするための予防に大きく分けられます。

急性期治療

急性期の内服治療は、市販されている通常の鎮痛薬(アセトアミノフェンあるいはNSAIDs)の効き目が低いことが多く、そのような場合にはトリプタン系薬を使用します。

日本では現在5種類の内服薬が使用可能で、薬の効果などを見ながら使い分けるほか、スマトリプタンについては即効性の高い自己注射薬や点鼻薬も使用可能です。
また、2022年に作用機序の異なるジタン系薬も発売されており、選択肢の一つになります。

予療法

予防療法は生活習慣の改善と、薬を用いた治療に分けられます。
生活習慣の改善では、片頭痛を引き起こす原因を減らす・避けることが重要であり、頭痛の起こったタイミングや状況などを記録して、何が原因を探してみることも有用です。

一般的には、以下のようなことが誘因になると言われています。

食事

空腹、脱水(水分摂取不足)、飲酒など

睡眠

寝不足、過度の睡眠

そのほか

肩こり、強い光刺激(パソコン、スマートフォンなど)、精神的ストレスなど

薬を用いた治療は、生活習慣の改善を行っても発作の回数が多く(一般的には月2回以上)、急性期治療のみでは日常生活に支障がある場合に行いますが、頭痛の有無にかかわらず、継続的に薬を使用する必要があります。
まず内服薬(一部の降圧薬や抗てんかん薬)を試しますが、効果が十分でない場合には、高額であるものの劇的な効果が得られることの多い、CGRPもしくはCGRP受容体に対する抗体薬(皮下注射薬)による治療も選択できるようになっています。

妊娠・授乳中の薬物治療について

妊娠・授乳中の場合、赤ちゃんへの影響を考慮した治療選択が必要になります。
妊娠中は片頭痛の発作回数が減る一方で、出産後は再び片頭痛が起こるようになると言われています。

急性期治療については、通常の鎮痛薬の一つであるアセトアミノフェンと、トリプタン系薬の中で最も使用経験の多いスマトリプタンが選択されることが多いですが、頭痛の程度や状況を見ながら使用するかどうか判断します。
また、授乳中にスマトリプタンを使用する場合、使用後12時間あけて授乳するよう添付文書に記載されています。

一方、予防のための薬物治療については、妊娠中、授乳中ともに、原則的に避けるべきと考えられています。

片頭痛と経口避妊薬について

閃輝暗点などの前兆が1回でも出たことのある片頭痛の方は、脳梗塞リスクが高まるため、エストロゲンを含む経口避妊薬は使用できません(禁忌)。
また、前兆が出たことが無い方でも、年齢や喫煙などの他のリスクがないかどうかを含めて、慎重な判断が必要とされています。
経口避妊薬を使用中もしくは使用を考えている片頭痛の方は、婦人科の主治医に病名を伝えたうえでご相談ください。

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