脳卒中は、発症後の急性期治療だけでなく、その後の「再発予防」のために治療を継続していくことが非常に重要です 。当院では、脳卒中の原因に応じた適切な予防薬の選択と、背景にある生活習慣病の治療を並行して行います 。神経内科専門医と、生活習慣病診療のエキスパートである糖尿病専門医がタッグを組み、お一人おひとりに最適な診療を提供いたします 。

急に症状が出現した場合(直ちに一次脳卒中センターへ)
当院では「予防治療」を行っており、急性期治療(救急対応)は行っておりません 。
以下のような症状が急に出現した場合は、直ちに救急車を呼び、t-PA治療や血栓回収療法などの専門治療が可能な「一次脳卒中センター」を受診してください 。
脳卒中を早期発見するための合言葉「BE-FAST」
| B | 「Balance:バランス」 | ふらついて立てない、歩けない |
| E | 「Eyes:目」 | 片目が見えない、片側が見えない(半盲)、ものが二重に見える |
| F | 「Face:顔」 | 片側の口角が下がるなど、表情が非対称になる |
| A | 「Arm:腕」 | 片手、片足の力が入らない |
| S | 「Speech:言葉」 | ろれつが回らない、言葉が出ない、言葉が理解できない |
| T | 「Time:時間」 | 症状が出た時間を記録して、ためらわずに救急車を呼ぶ。 |
脳卒中とは
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の細胞に酸素や栄養が行き届かなくなり、さまざまな神経症状が突然現れる病気の総称です。血管が詰まる「脳梗塞」と、血管が破れる「脳出血」「くも膜下出血」の3つに分類されます。
脳卒中の分類
| 病名 | 頻度 | 病態 | 原因となる主な疾患 |
| 脳梗塞 | 75% | 脳の血管が詰まる | 生活習慣病、不整脈(特に心房細動) |
| 脳出血 | 15~20% | 脳の中の細い血管が破れる | 高血圧症 |
| クモ膜下出血 | 5~10% | 脳の外の血管が破れる | 脳動脈瘤 |
一過性脳虚血発作(TIA)について
一過性脳虚血発作は、脳の一部分あるいは網膜の血流低下によって、一次的に神経症状が出たものの自然に回復し、画像検査では脳梗塞が見つからない状態です。そのまま放置すると(回復しない)脳梗塞を近いうちに起こす可能性があり、頭部MRI・MRA、頸動脈エコー、採血検査、心電図などの検査を速やかに行い、原因を明らかにする必要があります。
受診時にお伝えいただきたいこと
受診の際は以下の点についてご確認をお願いいたします。
- 脳卒中が起こった時期と治療内容
紹介状を持参頂けると、よりスムーズに診療が可能です。 - 現在ある症状
- 脳卒中以外の治療中の疾患
- 服用中のお薬
お薬手帳をご持参ください
当院の診断・検査方針

初診時の問診で状況を把握した上で、定期的な検査と治療を行います。
専門的な診察
神経学的診察を行い、現在の症状を詳しく確認します。
再発予防の治療
動脈硬化等による血管閉塞が原因の場合は「抗血小板薬」を使用します。
不整脈(心房細動)等による心臓内の血栓が原因の場合は「抗凝固薬」を用いて治療します。
生活習慣病の治療
高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満を並行して治療します。特に脂質異常症については、再発防止のため通常より厳しい基準値を用いて管理します。また、薬物治療だけでなく、食事・運動・禁煙など生活習慣の改善も重要です。
定期的な検査
採血検査のほか、心電図検査、頸動脈エコー検査、頭部MRI検査(連携医療機関で実施)を必要に応じて行い、経過を観察します。
アクセス
東浦和駅から徒歩1分
駅から近く、通院に便利な立地です。

バリアフリー(段差なし)
麻痺がある方や車椅子の方も、スムーズに診察室までお入りいただけます。

地域連携について
里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院では、急性期病院での治療を終えられた患者様の紹介を積極的に受け入れております 。再発予防や生活習慣病の管理について、お気軽にご相談ください 。
東浦和駅より1分