9:00~13:00
14:30~18:00

休診日:日曜・祝日

▲14:00〜17:00まで
※受付は診察終了の30分前までとなります

24時間
WEB予約
お電話でのご予約・お問い合わせ

048-711-9655

糖尿病で足がピリピリするのはなぜ?専門医が教える足病変のサインと正しいフットケア

糖尿病で足がピリピリするのはなぜ?専門医が教える足病変のサインと正しいフットケア

皆さんこんにちは。里村糖尿病内科イオンタウン東浦和院 院長の高です。

糖尿病の三大合併症の一つに「糖尿病神経障害」があります。この神経障害や血流の悪化が原因で、糖尿病をお持ちの方は足のトラブル(足病変)を起こしやすく、しかも重症化しやすいことが知られています。最悪の場合、足を切断せざるを得なくなるケース(壊疽:えそ)もあるため、日頃からの適切なフットケアが極めて重要です。

本記事では、「最近足がしびれる」「傷が治りにくい」と不安を感じている方に向け、糖尿病が足に及ぼす影響と、今日からできる正しいフットケアについて糖尿病専門医が客観的な医学的エビデンスに基づいて解説します。


なぜ糖尿病になると足のトラブルが深刻化するのか?

糖尿病による高血糖状態が続くと、全身の血管や神経にダメージが及びます。足病変が重症化する主な原因は、以下の「3つの悪循環」によるものです。

  • 神経障害による感覚の低下:痛みや熱さを感じにくくなるため、靴擦れ、巻き爪、火傷(低温やけど含む)、小さな傷に気づくのが遅れます。
  • 血流の悪化(大血管障害):足の血管が動脈硬化を起こして狭くなると、酸素や栄養が十分に行き届かなくなり、傷の治りが著しく悪くなります。
  • 免疫力の低下(感染しやすさ):高血糖は白血球の機能を低下させるため、水虫(白癬菌)や小さな傷口から細菌が侵入しやすく、一気に化膿(かのう)が進みます。

これらが重なると、最初は自覚症状の乏しい小さな傷だったものが、気づいた時には皮下組織や骨にまで達する深い潰瘍(かいよう)となり、最終的に組織が死んでしまう「壊疽(えそ)」へと進行してしまいます。


注意すべき足病変の初期サイン(チェックリスト)

日常の中で以下のような症状や足の変化に気づいた場合は、放置せずに早めに当院のような糖尿病専門の医療機関を受診してください。

カテゴリー具体的な初期サイン・症状
感覚の異常足の先がピリピリ・ジンジンとしびれる
正座した後のような感覚がある
足の裏に紙が貼り付いているような違和感がある
皮膚の変化足が異常に冷えたり、逆に火照る
皮膚が乾燥してひび割れる
不自然な赤みや腫れがある
形状・その他の異常タコやウオノメが頻繁にできる
爪が変形している(巻き爪・肥厚爪)
足に原因不明の水ぶくれや傷がある

糖尿病専門医が推奨する「足をきれいに保つ」ための正しいフットケア

糖尿病のある方が足を健康に保つための基本は、「毎日、足を観察し、清潔に保つこと」です。以下のステップを毎日の習慣にしてください。

1. 毎日、必ず「足の裏と指の間」を見る

お風呂上がりなどに、必ず自分の足を確認しましょう。視力が低下している場合や足の裏が見えにくい場合は、手鏡を使ったり、ご家族に協力してもらうなどして、傷や赤み、タコ、水虫がないかをくまなくチェックします。すでに水虫がある場合には、皮膚科の受診をしましょう。

2. 足を優しく洗い、完全に乾かす

石鹸をよく泡立て、素手で優しく洗います。ナイロンタオルなどでゴシゴシ擦ると皮膚を傷つける原因になります。洗った後は、特に「指の間」の水分を柔らかいタオルで丁寧に拭き取ってください。湿った状態が続くと水虫の原因になります。

3. 正しい方法で爪切りを行う

深爪は絶対に避けてください。深爪をすると爪の端が皮膚に食い込み、そこから細菌感染を起こしやすくなります。爪の形は「四角く(スクエアカット)」切り、角はヤスリで丸めるのが正しい方法です。

4. 保湿を徹底し、常に靴下を履く

乾燥によるひび割れから菌が侵入するのを防ぐため、保湿クリーム(尿素軟膏や白色ワセリンなど)を塗りましょう(ただし、指の間は蒸れる原因になるので塗らないようにします)。また、室内でも素足は避け、小さな怪我から守るために必ず吸湿性の良い靴下を着用してください。

5. 自分の足に合った「靴」を選ぶ

靴擦れは足病変の大きな引き金になります。サイズが小さすぎる靴はもちろん、大きすぎて靴の中で足が動いてしまうものも摩擦の原因になります。紐やマジックテープで固定でき、つま先に適度な余裕がある靴を選んでください。また、履く前には靴の中に小石や異物が入っていないか毎回確認する習慣をつけましょう。


まとめ:東浦和で糖尿病の足のトラブル・しびれにお悩みの方へ

糖尿病の足病変は、「徹底した血糖コントロール」「日頃の丁寧なフットケア」によって、その発症や重症化を高い確率で防ぐことができます。「ただのしびれだから」「痛くないから大丈夫」と自己判断せず、足をきれいに保ちながら、定期的に医療機関で専門的なチェックを受けることが大切です。

里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院では、糖尿病専門医による診療はもちろん、管理栄養士による食事指導や生活習慣のサポートを通じ、患者様お一人おひとりの合併症予防に力を尽くしております。東浦和駅周辺にお住まいで、健康診断で血糖値を指摘された方や、足の症状に少しでも不安をお持ちの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

PAGE TOP